屋久島で詩人・山尾三省の作品を楽しむ授業(MBC南日本放送)

【リンク先抜粋】
鹿児島県屋久島町の小学校で、屋久島で暮らした詩人・山尾三省さんの詩と親しむ特別授業が開かれました。 (児童の朗読)「火を焚きなさい。山に夕闇がせまる。子供達よ。ほらもう夜が背中まできている」 山尾三省さんは、東京で生まれ、1977年に屋久島町一湊に移住しました。2001年に62歳で亡くなるまで、島の自然に溶け込む暮らしを通じて、数々の詩を生み出しました。 授業は、三省さんの功績などを後世に伝えるために住民らで作る山尾三省記念会が、三省さんが暮らした一湊集落の小学校で初めて開きました。 3年生から6年生までの児童24人は、お気に入りの詩をひとつ書き写して授業当日に発表。思い思いの作品を大きな声で読み上げました。 (児童の朗読)「ひかり。ひかりとは生命のもうひとつの呼び名です。生命だけが究極の暗闇の中のひかりです」 (山尾三省記念会 長井三郎さん)「どこに感動した?」 (児童)「なんとなく」 (長井さん)「なんとなくっていうのは、自分でもよくわかんないんでしょ。でもね、どこかにわかっているものがあるからね、それ探って。なんとなくって何だったんだろうって。きっと見つかるから」 三省さんと交流のあった記念会の手塚賢至会長は、詩を書くことの楽しさを紹介し、「言葉を表すことができれば誰でもみんなが詩人です。言葉を大事にして詩を作ってみてください」と語りかけました。 (児童)「人の心がみんないろいろ違って、それぞれ心を分かちあえたらいいなと思った」 (手塚賢至会長)「屋久島の子どもたちにとっても屋久島の自然で生きていく中で、新しい言葉の世界をどんどん切り開いてもらえたら」 記念会では、今後も町内の小学校などで特別授業を行っていきたいとしています。

続きはこちら

(2020/07/09)