鹿児島県の薩摩、大隅地方 再び大雨のおそれ 土砂災害に警戒(MBC南日本放送)
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薩摩、大隅地方では、10日昼すぎにかけて、再び大雨となるおそれがあります。これまでの記録的な大雨で地盤が緩んでいるところがあり、引き続き土砂災害に警戒が必要です。
気象台によりますと、梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、薩摩、大隅、種子島・屋久島地方では大気の状態が非常に不安定になっています。
薩摩、大隅地方では、10日の昼過ぎにかけて局地的に雷を伴い激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。
県内では、今月2日の降り始めからの総雨量が、鹿屋市では1082・5ミリと、平年7月1か月分の3倍以上、志布志市でも790・5ミリで2.7倍と記録的な大雨となっています。
現在、薩摩、大隅地方の広い範囲と三島村に大雨警報が出されています。気象台は、土砂災害に警戒するとともに低い土地の浸水や河川の増水などに注意を呼びかけています。
県内には避難に関する情報が出されています。「避難勧告」が出されているのは、鹿児島市、鹿屋市のおよそ5万5700世帯10万3800人です。指宿市や志布志市など7つの市と町のおよそ8万1500世帯16万7800人には「避難準備・高齢者等避難開始」の情報が出されています。
新型コロナウイルスが拡大する中、大勢の人が集まる可能性のある避難所に行くのは抵抗があるかもしれませんが、災害の危険が差し迫った場合はためらわずに避難所へ逃げてください。