陽性の日本人関係者、「抗体」全員陰性 市中に「感染広げていない」/台湾(中央社フォーカス台湾)

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(台北中央社)新型コロナウイルス対策に当たる中央感染症指揮センターは8日、台湾から帰国後、空港の検査で陽性と判定された日本人女性の関係者213人に実施した抗体検査の結果について、全員陰性だったと発表した。同センターの専門家代表を務める張上淳・台湾大教授は、仮に女性が感染していたとしても市中に「感染を広げていない」と断言。女性が感染していないのに陽性と判定される「偽陽性」の可能性も排除できないとした。 同センターの指揮を執る陳時中衛生福利部長(保健相)は8日の会見で、女性が偽陽性だった可能性に触れ、外交ルートを通じて日本側に再検査を要請したと説明。ただ、日本では感染者が多く、日本側による再検査は困難な状況にあるとし、女性の関係者を対象に感染経験の有無が分かる抗体検査を実施したと話した。 張教授によれば、女性の接触者としてウイルス検査を実施し、すでに陰性が確認された123人のほか、女性が通っていた学校に在籍する学生や教職員のうち、発熱や呼吸器症状を過去に訴えていた90人を加えた合計213人に対し、5種類の抗体検査を行った。だが、いずれについても対象者の中に感染者がいたと判定するに足る結果は得られなかった。 同センターは先月24日、女性が日本で陽性と判定されたと発表。女性は2月末から台湾に滞在していた。台湾ではこの日まで73日連続で海外ルートを除いた感染者が出ていないとされていたため、不安が広がっていた。 同センターは8日、新規感染者はいないと発表。台湾で確認された感染者は449人を維持した。 (張茗喧、呉欣紜/編集:楊千慧)

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(2020/07/08)