熱夏伝承掲げる仙台育英、倉敷商との対戦に感じた縁(日刊スポーツ)

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<甲子園高校野球交流試合:組み合わせ抽選会>◇8日 「2020年甲子園高校野球交流試合」の組み合わせ抽選会が8日にオンラインで行われ、東北勢3校の対戦相手が決まった。 新型コロナウイルスの影響で中止になった今春センバツ出場校に選ばれていた32校を8月、甲子園(兵庫・西宮市)に招待。昨秋東北王者の仙台育英(宮城)は同第3試合(同3時20分)で倉敷商(岡山)と対戦する。    ◇   ◇   ◇ 仙台育英の3年生にとって、最後の相手が決まった。田中祥都主将(3年)は「育英の『イ』が残っていたので選びました」。昨秋の明治神宮V中京大中京(愛知)や大阪桐蔭、同大会で敗れた天理(奈良)との対戦を希望はしていたが、中国王者に不足はない。「打力があって、組織力で勝つ印象。甲子園で一戦出来ることに感謝し、コロナや災害で苦しんでいる方たちにも希望や勇気を与えられるようなプレーがしたい」と気を引き締め直した。 自粛明けのミーティングで「熱夏(ねっか)伝承」をスローガンに掲げた。「先輩たちが積み重ねてきた伝統を見せながら、1、2年生や多くの人たちにどれだけ多くの物を残せるかで自分たちの完結になる」。センバツ、夏の甲子園中止により日本一の目標は後輩たちに託すしかなくなった。だが、その前に3年生40人で何が出来るのか。交流試合のメンバーはセンバツのまま。追加の選手2人と補助員として同行出来る7人も、3年生同士の投票で前日7日までに決めた。 須江航監督(36)の予感も的中した。「縁があるチームかなと。センバツ前の合宿予定地が岡山でしたし、楽天で監督をされた星野仙一さんの母校でもある」。15年に仙台市内で「一緒に東北の野球を盛り上げよう」と激励を受けた恩人。監督、選手ともに勝利にこだわって熱い夏を完全燃焼させる。【鎌田直秀】

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(2020/07/08)