【1990年7月の格闘技】日本vsタイ対抗戦で次々と日本勢が敗れる中、立嶋篤史が殊勲のTKO勝ち(ゴング格闘技)

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 1986年10月に創刊され、30年以上の歴史を誇る格闘技雑誌『ゴング格闘技』が、秘蔵写真と共に過去7月にあった歴史的な試合や出来事を振り返る。5回目は1990年7月14日に東京・後楽園ホールで開催された全日本キックボクシング連盟『JAPANvsTHAI 6対6全面対抗戦』で、立嶋篤史(習志野ジム)が台頭した一戦。 【写真】TKO勝ちした立嶋は歓喜の涙を流した  佐竹雅昭vsドン・中矢・ニールセン、ピーター・スミットvsロブ・カーマンなど豪華カードが並んだ1990年6月30日の全日本キックボクシング連盟武道館興行『INSPIRING WARS HEAT630』から2週間後、場所を後楽園ホールに移して日本vsタイの6vs6全面対抗戦が開催された。  日本からは上位ランカー選手、タイ勢は現役ランカークラスは出場しないものの50戦以上をこなして勝ち越している歴戦の強者ばかりが顔を揃えた。  対抗戦第1試合は女子。半年ぶりに日本マットに上がった熊谷直子(不動館)は左ミドルを的確に決めて先制し、その後も猛襲。1R僅か90秒でチョンチットをマットに沈めた。好スタートとなったが、この後、日本勢はKO負けを山を築いてしまうことに。  第2試合、全日本ウェルター級5位の小森次郎(大和ジム)はヘンチャーにヒジ打ちをカウンターで決められ1R2分7秒、KO負け。第3試合、全日本バンタム級2位・少白竜(谷山ジム)もチューテンの左右猛打を喰い1R1分34秒、KO負け。  第4試合、元MA日本フェザー級王者で全日本ライト級3位の青山隆(小国ジム)も元ルンピニースタジアム認定ライト級2位チャムナンスックの前に2R1分31秒、マットに沈んだ。そして第5試合では全日本フライ級1位・水越文雄(町田金子ジム)までもサックチャイにヒジで斬られて1R終了時にTKO負けとなった。これで日本勢は大将戦を待たずして敗北が決定。  大将戦に登場したのは全日本フェザー級1位・立嶋篤史(習志野ジム)。4月大会で須藤信充とのフェザー級ホープ頂上対決を制し、のりにのっている若手キックボクサーだ。  開始早々、立嶋はヒジを振るって切り込む。ユタポンも鋭利なヒジを繰り出す。凄絶なヒジ打ち合戦だ。このヒジ打ち合戦を制したのは意外にも立嶋だった。中盤に差し掛かったところでユタポンの額から鮮血が流れる。場内からは「オー

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(2020/07/08)