わずかな違いと品質を見極める「AIまぐろ」 新型コロナで注目される「くら寿司」の新たな仕入れ様式(FNNプライムオンライン)
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新型コロナウイルスへの備えは、人気の回転ずしチェーンでも行われていた。
くら寿司・田中信取締役副社長:
新しい仕入れ様式。まずはすしネタで最も人気があり、くら寿司としてもこだわりのあるマグロからスタートする。
【画像】AIに最上級の「A」と判定されたマグロ
大手回転ずしチェーン「くら寿司」が7日発表したのは、新しい仕入れ様式を取り入れた「AIまぐろ」。10日から期間限定で販売する。
通常、マグロは魚体によって鮮度や味が異なるため、目利きの職人は、尾の断面から脂ののりや色、身の締まりや縮みなど、わずかな違いと品質を見極めているが、この役割を担うのが、新たに開発されたAI。
マグロを最上級、上級、並の3種類に判定
素人目で見ると3つに違いはないが、携帯をかざして撮影するだけで、AIがマグロの品質を判断してくれる。
「TUNA SCOPE」と名付けられたこのAIは、熟練の職人が目利きしたデータを蓄積し、マグロを最上級、上級、並の3種類に判定。
9割の確率で品質を見分ける。
「A」と判定されたこのマグロは、最上級に相当。
素人目には、A判定のマグロとほとんど違いのない隣のマグロは「B」上級。
AやBよりも白い部分が丸い一番左のマグロは「M」並と判定された。
店舗では、Aランク、最上級と判定されたものだけを使用する。