韓国弁護士が金与正氏を告発 南北連絡事務所爆破で(聯合ニュース)

【リンク先抜粋】
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が開城の南北共同連絡事務所を爆破したことと関連し、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長と朴正天(パク・ジョンチョン)朝鮮人民軍総参謀長が韓国で爆発物使用や公益建造物破壊などの疑いで告発された。告発を行った李キョン在(イ・キョンジェ)弁護士が8日、明らかにした。  李弁護士は金与正氏が連絡事務所の爆破を指示したと公言しており、報道や韓国統一部の資料などでも十分な証拠が確保されていると主張している。  また告発した理由について「南北の平和的な統一を成し遂げるにはテロなど暴力的な手段を用いるのは禁止されなければならない」とし、「この犯行を厳しく処断し、別の暴力を防がなければならない」と説明した。  北朝鮮の朝鮮中央放送は6月16日、南北共同連絡事務所が同日に爆破されたと報じた。共同連絡事務所は2018年4月の南北首脳会談での「板門店宣言」に基づき、同年9月に開城工業団地内に開所した。  金与正氏は6月13日の談話で、「遠からず北南(南北)共同連絡事務所が跡形もなく崩れる光景を目にするだろう」と建物の爆破を予告していた。  韓国の刑法では、爆発物を使って人の身体、財産に害を与えた場合や、公共の安全を乱した場合は死刑または無期懲役、もしくは7年以上の懲役が科される。公益建造物を破壊した場合は10年以下の懲役、または2000万ウォン(約180万円)以下の罰金が科される。  ただ検察が証拠の収集が困難などの理由で起訴しない可能性があることに加え、裁判で有罪になっても刑を執行する方法がないため、金与正氏らを韓国で処罰するのは事実上不可能だ。  一方、今回告発を行った李弁護士は、韓国前大統領の朴槿恵(パク・クネ)被告の友人で、収賄罪などに問われた崔順実(チェ・スンシル、2014年にチェ・ソウォンに改名)被告の弁護人を一審から務めていることで知られている。今回の告発は李弁護士個人によるもので、崔被告とは無関係とされる。

続きはこちら

(2020/07/08)