東京都知事選「投票率」55%…前回よりも投票率が下がった“大きな理由”は?(TOKYO FM+)

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鈴村:古田さんは55%という投票率をどう見ていますか? 古田:過去の選挙で一番投票率が高かったのが1971年の72.36%。最低は1987年の43.19%でした。鈴村さんは、今回の55%は高いと思いますか? 低いと思いますか? 鈴村:僕は、過去のデータなどを知る前だったら「思ったよりもあったな」と思っていたと思います。 古田:選挙に携わっている人たちの感覚も、だいたいそんな感じです。低くはないけれど、高くもない。ちなみに小池百合子さんは、全有権者のうち何割くらいの票を獲得したと思いますか? 鈴村:圧倒的な数だったんですよね。6~7割くらい? 古田さん:「得票率」には「相対得票率」と「絶対得票率」があります。 「相対得票率」は、“投票した人のうち何割の票を得たのか”という割合です。それで言うと、今回は6割取っているんです。 「絶対得票率」は、“有権者全体の何割の票を得たのか”という割合です。今回は31%です。なので、投票率が下がると、トップになった人の“納得感”も下がっていく……ということがあります。 鈴村:なるほど。今回は前回よりも投票率が下がっていますが、天候やコロナの影響もあると思いますか? 古田:コロナの影響は確実にありますね。今回は選挙カーや街頭演説を目にしなかったという方も多いと思います。 それと今回は、“強い対抗馬”という存在がいなかったのも大きな理由の1つだと指摘されています。 選挙では、よく“風”という言葉を使います。誰に投票するか決めていない人たちが、「この人に投票しよう!」という大きな流れになることを言います。それで言うと、今回は「風が吹いていない」ので「投票率が高くならない」。 そうなると、組織票を持っている人が強くなるんです。今回で言うと、小池さんのところに組織票が集まることで「小池さんが勝つよなぁ」という流れになり、余計に投票に行かなくなってしまう……ということです。 鈴村:今回の選挙に行かなかった、もしくは行けなかった人のなかには、自分の1票で何かを変えることを諦めている人や、仕事が忙しくて行けなかったという人もいるかもしれませんが、改めて票の重さを感じました。 1票じゃ変わらないと思うかもしれませんが、自分は絶対に変わると思っています。“〇〇さんに票を入れたけど違う人が当選した”“投票した人が当選した”などと

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(2020/07/08)