【防災最前線】命を守るには…専門家「半数は土砂災害」 (静岡県)(静岡放送(SBS))

【リンク先抜粋】
 九州や、岐阜・長野での豪雨では、河川の増水で被害が出ています。一方、過去の大雨で亡くなった人の半数は、土砂災害が原因だったと専門家は指摘します。 <山野佑将記者>「阿蘇市です。強い雨が降っていて、先ほど警戒レベル4が発令されました」  九州では大雨が続き、7月7日夜から8日の未明にかけても激しい雨に見舞われました。熊本県内では、球磨川が氾濫するなどして、これまでに50人を超える人が亡くなりました。各地の災害現場を調査している静岡大学の牛山教授は、犠牲者を減らすためには洪水だけに注目するのは危険だと指摘します。 <静岡大学防災総合センター 牛山素行教授>「大きな河川の水位は、目で見ていても分かりやすい。危険を察知しやすい。ところが、土砂災害は見てるだけでは(難しい)。よく土砂災害の前兆と言われるが、あれは前兆というよりは、もう起こっちゃったという話なので、あまり早い段階からは予見できない」  7日、浜松市で撮影された土砂崩れの瞬間です。 <撮影した森努さん> 「モルタルで施工した所は、まさか崩れるという感覚は今まで持っていなかった。そこが崩れたのはびっくりした」  降り続ける雨で土の中に含まれる水分が多くなり、県内の各地で土砂崩れが発生しています。ここ20年ほどの風水害で、洪水による犠牲者は2割、河川などに転落するケースも2割で、犠牲者の約半数は土砂災害です。46年前の梅雨の時期、500ミリを超える雨が静岡市を襲ったのが七夕豪雨です。44人が亡くなりましたが、ほとんどが土砂災害によるものでした。 <静岡大学防災総合センター 牛山素行教授>「だらだら降り続けて、長い時間の降水量が結構な量になったところに、たとえ時間短くても1時間とか非常に集中的な雨が降ってしまうことは十分ある。そういうことになるとかなりまずい状況になる。これから先の雨の降り方、特に短時間で集中的な雨が降り始めると、かなり要注意ということになる」  県内では降り始めからの雨量が、川根本町や静岡市井川などで600ミリを超えています。9日、10日も大雨が予想されています。 <静岡大学防災総合センター 牛山素行教授>「その地域にとって多くの雨が降ったら大変なことになるというのが基本。自分の住んでいるところ、あるいは仕事をしている身の回りも含めて、どこでどういう災害が起こりうるのか十分理解しておくことが何より

続きはこちら

(2020/07/08)