ブランド牛『但馬牛』子牛の落札価格は“4割ほど下落”7月は少し持ち直すが不安続く(MBSニュース)

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 新型コロナウイルスが様々な産業に影響を与える中、兵庫県のブランド牛『但馬牛』も打撃を受けています。  7月8日、兵庫県養父市の「但馬家畜市場」で行われた子牛の競り。神戸牛などのブランド牛肉となる『但馬牛』が次々と落札されていきますが、牛の生産者は浮かない表情に見えます。新型コロナウイルスの感染拡大で訪日外国人客が激減したことなどから高級牛肉の売り上げが落ち込み、去年は概ね100万円前後で推移していた子牛の平均落札価格も、今年5月には約56万円と4割ほども下落しています。7月は少し持ち直しましたが、先行きが見通せない現状に、生産者は不安をのぞかせます。(7月8日の平均価格は約66万円)  「(落札価格が)去年と比べたら半分近く下がっているので。」(子牛生産者)  「以前のことを思ったらしんどいと思います。」(子牛生産者)  「外国人の方に来てもらわないと回復が見込めない。エサ代は変わらないのでしんどいですね。」(生産者)  牛肉の需要を取り戻そうとレストランも奮闘しています。神戸牛を扱う神戸市中央区のレストラン「吉祥吉本店」では、通常1万5000円のサーロインステーキのコースを半額以下の7000円にするキャンペーンなどを行っています。地元の人にも気軽に足を運んでもらおうという狙いです。緊急事態宣言中の休業などで、50店舗あるグループ店全体の売り上げは、一時、前年の2割ほどにまで落ち込みましたが、6月から徐々に回復し、7月8日現在はようやく約5割まで戻ってきたといいます。  「うちみたいなお店にお客さんが来たら、競りの値段も上がってきますし、お客さんに来ていただければ買う数も増えるので。畜産農家さんも厳しいと思うんですけど、今まで通り最高の牛を育てていただいて、僕たちが頑張ってみなさんに提供していきますので。みなさん一緒になってがんばっていきたいなと思っています。」(神戸牛吉祥グループ 池田心代表)

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(2020/07/08)