プレイリスト作成→脚本着想 「WAVES ウェイブス」監督が明かす音楽の重要性(映画.com)

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 [映画.com ニュース]「ムーンライト」「レディ・バード」「ミッドサマー」など次々と話題作を発表するスタジオA24の新作「WAVES ウェイブス」が、7月10日から公開される。心理スリラー「イット・カムズ・アット・ナイト」で注目され、本作のメガホンをとったトレイ・エドワード・シュルツ監督は、まず使用する楽曲のプレイリストを作成し、楽曲から受けたインスピレーションをもとに脚本を執筆した。「映画作りにおいて、音楽はすごく大きな存在」と語るシュルツ監督に話を聞いた。 【動画】フランク・オーシャンの楽曲を使用した「WAVES ウェイブス」予告映像  ある夜を境に幸せな日常を失ったタイラー(ケルビン・ハリソン・Jr.)とエミリー(テイラー・ラッセル)兄妹の姿を通し、青春の挫折、恋愛、親子問題、家族の絆といった普遍的なテーマを描く。  シュルツ監督は、10年以上前から温めてきた企画だと明かし、「大半の内容は自伝的、もしくは実際に起きたことにインスパイアされている。人生経験を重ねていくにつれ、構造もテーマも次第に形が整ってきて、やっと映画として世に出すことができた」と道のりを振り返る。  使用された31もの楽曲は、本作の“主役”ともいえるほど重要な存在だ。レディオヘッド、カニエ・ウエストらの楽曲が登場人物の感情に寄り添い、あるシーンでは歌詞が心の声を伝える。その手法について、シュルツ監督は以下のように語る。  「映画を撮る時はいつも事前にプレイリストを作るんだけど、通常はスコアを選ぶことが多い。作風に合ったスコアを集めてプレイリストを作成し、それに沿って脚本を書いていくんだ。今回は登場人物が高校生ということもあって、もう一歩踏み込んで、楽曲(歌詞入りの曲)を用いた映画にすべきだと思った。試行錯誤しながら新しいことに挑戦するのは楽しいしね。この作品は映画よりも音楽に大きくインスパイアされた作品だ。作っていてすごく面白かったよ」  お気に入りの曲を集めた膨大なリストから使用曲を選んだそうで、「どれも僕にとって大切な曲」と思い入れが強い。特に、「フランク・オーシャンの『Seigfried』が流れるシーンは、脚本では同じくフランク・オーシャンの『Godspeed』を使う予定だった。実は脚本は完成した映画よりもずっと長くて、編集でカットして今の尺にしたんだ。そうすると『Go

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(2020/07/08)