カンヌ選出、深田晃司監督が描く共感度0.1%の男女の転落劇 「本気のしるし 劇場版」予告&ポスター(映画.com)

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 [映画.com ニュース]第73回カンヌ国際映画祭の「オフィシャルセレクション2020」に選出された深田晃司監督作「本気のしるし 劇場版」の予告編とポスタービジュアルがお披露目された。星里もちる氏の同名コミック原作であり、メーテレ(名古屋テレビ)でローカル放送された深夜ドラマを再編集したという点で異例の選出となった本作。深田監督がこだわったポスターの「ふたりなら堕ちても」というコピーが、不器用な男女のすさまじい転落劇を予感させる。 【フォトギャラリー】周囲を翻ろうする女性を追い、破滅へと突き進む男を演じた森崎ウィン  「淵に立つ」で、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で準グランプリに相当する審査員賞を受賞した深田監督が初めて“漫画原作を映像化”に挑戦。森崎ウィンと土村芳をはじめ、宇野祥平、石橋けい、福永朱梨、忍成修吾、北村有起哉ら個性豊かなキャスト陣が顔をそろえた。もともとは2019年10月から、メ~テレ制作の連続ドラマとして放送がスタート。既存のドラマの枠から逸脱するクオリティの高さと、視聴者の予想をことごとく裏切る登場人物の行動が、大きな反響を呼んでいた。  ディレクターズカット版として再編集された劇場版のポスタービジュアルには、森崎&土村の背後を埋め尽くすように、ドラマ放送時にSNSに寄せられた反響がびっしりと並んでいる。「共感度0.1%」「本気度合いがハンパなくて冷や汗」「メンタルが削られる」など、熱量の高いコメントで構成されている。  予告編は、「間違いなく深田監督の最高傑作のひとつであり、今年のカンヌ作品の中で最も感動的な作品のひとつだ」というカンヌ国際映画祭選考委員会の短評で幕を開ける。虚無感を抱えながらも、職場で二股恋愛を続ける会社員・辻一路(森崎)はある夜、踏み切りで立ち往生していた葉山浮世(土村)と出会う。「こいつといると、とんでもない目に遭わされるんだ」「一度でも抱いたら、地獄見ますよ」――そんな警告を耳にしながらも、一路はその場しのぎの嘘を繰り返し、周囲を翻ろうする浮世を追い、さらなる深みへとはまっていく。破滅の匂いが漂う、不穏な映像が完成した。  森崎は、「約4時間という長尺ではありますが、目が離せないほどの共感度0.1%の内容なので、一つ一つの場面に心の中で突っ込みながら劇場でご覧頂ければと思います」とアピール。深田監督

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(2020/07/08)