園舎解体を前に卒園児の油彩画ずらり 沼津・春の木幼稚園、20年分の「夢」広がる 希望者に寄贈へ(@S[アットエス] by 静岡新聞SBS)

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 沼津市東椎路の認定こども園春の木幼稚園(向坂武揚園長)が、これまでの卒園児が描いた大型油彩画73点を園内に一堂に展示している。園舎の解体工事に伴い、園児らが卒業制作として夢を描いた作品を披露する機会を設けるとともに、希望者に寄贈するという。同園は「想像力豊かな発想で描かれた作品。大切に展示してくれる人に譲りたい」と思いを込める。  作品は1986~2005年度の卒園児が描いた。いずれも縦1・5メートル、横2・8メートルほどで、「空とぶ特急」「くじら遊園地」「おばけの国」など独創的なテーマで描いた色とりどりの作品。毎年十数人の年長児が卒園に向けて3~4枚を完成させてきたという。  展示は県東部を中心に活動する美術家グループ「EN」(長橋秀樹代表)が協力した。同グループは、園内の作品配置や過去の制作動画の上映などの演出を手掛けたほか、園児が感謝の気持ちを込めて園舎にお絵かきする取り組みも企画した。  同園は元美術教師で画家の初代園長の理念を尊重し「絵画を通して人間をつくる」を保育の柱に掲げ、現在も油絵制作を保育に取り入れているという。来春からの幼保連携型認定こども園への移行に伴い、8月から園舎の解体工事を始め、同じ敷地に園舎を新設する。  作品の一般公開は10日まで。公開後は医療施設や介護施設などへの寄贈を希望しているという。向坂園長は「園舎の形は変わっても、絵の魅力を子どもたちに伝え続けたい」と話した。問い合わせは同園<電055(923)5445>へ。

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(2020/07/08)