阪神球団関係者も嘆き…制約だらけの観戦スタイルに「キツいですわ」(夕刊フジ)

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 ビジター5カードを4勝10敗で終えて本拠・甲子園に戻ってきた阪神。10日のDeNA戦からはいよいよ最大5000人の有観客試合仕様となるが、熱狂的な虎党にとって“新しい様式”の応援スタイルは何ともストレスがたまりそうな制約が多い。 【写真】満塁本塁打を放ったボーアのバット投げ  基本的にはNPBから示されたガイドラインに沿っての対応となるが、7回の攻撃前に飛ばす「ジェット風船」は禁止、代わりに風船が描かれたタオルを新たに発売した。大応援団がリードする応援も当面は自粛する。  球団歌「六甲おろし」は試合前のシートノック中と、試合勝利後の2度、流れるのは変わらないが、「曲の直前には『合唱はご遠慮ください』と注意喚起する」というだけに、以前のような形で勝利の余韻に浸れないのは寂しい。  昨季は2年ぶりに300万人を動員しただけに「うちの場合、基本的には大勢のお客さんが来る前提での演出も多いだけにキツいですわ」と球団の担当者は嘆き節。5回裏終了後、ビジョンにファンを映してダンスをする企画など「激しく応援したり大声を出すことを誘発する演出もダメ」と行われない。  飲食関係に目を向けると、アルコール類の販売は行うが、通常より短く6回裏で打ち切り。スタンドを歩く売り子の数も激減する。  当初、争奪戦が予想されたチケットは年間指定席、ファンクラブ会員それぞれに一定の枠を設けて先着順で優先販売、7日からは一般発売となったが、現時点で完売した試合はない。「最終的にはそこ(完売)になるでしょうけど、曜日によってバラつきは出てくると思う」(営業担当者)。ちなみに普段、1軍選手に対し1人2枚まで割り当てられた招待券は、当面の間、配布しないという。  さまざまな制約のなかでも「お客さんに来てもらえるだけで一歩前進」とはいうが、心配なのはその不完全燃焼にチームが油を注ぐような負けぶりだけは絶対に避けないといけない。  負ければ当然、試合後の六甲おろしも流れない。鳴り物応援がない中、怒号やヤジがまる聞こえの甲子園だけは勘弁していただきたい。 (山戸英州)

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(2020/07/08)