Jリーグ、無観客解除も…苦しいチケット事情(夕刊フジ)

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 Jリーグが7日の実行委員会で、J2の岡山-北九州戦(10日・岡山)から予定通り観客を入れることを決めた。  上限5000人、もしくはスタジアム収容人員の50%の少ない方となるが、一般販売で予定枚数が売れたのはJ1の川崎-柏(11日・等々力)のみ。「完売という報告を受けたのはこの試合だけ」(Jリーグ担当者)と大苦戦している。  川崎は2017、18年のリーグ連覇をきっかけに人気が急上昇。ホーム等々力の収容人員が2万6827人にも関わらず、サポーター会員は4万3000人を超えており「J1で最もチケットが取りにくいクラブ」(Jリーグ関係者)になっている。  地元に根差した人気はプロ野球広島に匹敵するもの。11日のチケットも「手に入れるのがほんとうに大変だった」(川崎ファン)とプラチナ化していた。  年間平均観客動員が3万人を超える浦和は、ホームの埼玉スタジアムに鹿島(11日)を迎える。この試合は年間チケットを25年間購入しているファンクラブのダイヤモンド会員ら先着5000人に販売。こちらも完売は確実という。ところが横浜FM-FC東京(12日・日産)の好カードを含め、他の試合は売れ残っている。  Jリーグでは観客動員にあたって「座席は1人座ったら2席以上間隔をあけること」を全クラブに指示。また浦和では「マスクの着用」「試合中の座席移動禁止」「大声の発声、歌唱での応援も禁止」など、とにかく規制が多い。  神戸は再開したJ1広島戦(4日・神戸)で選手とのオンライン交流会など付加価値をつけた「1day VIP DX」(税込み10万円)が完売した。しかし、ほとんどのJクラブはチケット売り上げが不透明で年間億単位の赤字が必至。『今年もチケットは売れる』と確信したのは川崎と浦和だけという苦しい観客動員初日をむかえる。 (編集委員・久保武司)

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(2020/07/08)