ソフトバンク・千賀に重なる“悲運のエース”の影 江尻良文の快説・怪説(夕刊フジ)

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 【江尻良文の快説・怪説】  故障のために出遅れたソフトバンクのエース・千賀が、予期せぬ首位に立つ楽天叩きに七夕の7日、今季初登板した。が、岐路に立たされているという意外な声が起こっている。  自己最速タイの161キロを計測し、5回、4安打、4与四球、6奪三振の3失点で初勝利。今季は待ったなしの正念場だ。昨オフに巨人が山口俊のポスティングでのメジャー入りを認めたために、門戸を閉じているのは今やソフトバンクのみ。  千賀が訴え続けているポスティングを認めさせるには、まずは孫オーナー、王球団会長から至上命令の3年ぶりのV奪回。そして、V9巨人以来の4年連続日本一。もし、それでもダメなら、さらにはダメ押しの形でもう1年、来年の東京五輪で金メダル獲得の“三冠”達成か。まずは今オフ最大の注目の的だ。  ところが、「ケガに泣いたあの悲運の大エース・斉藤和巳の二の舞いになるのでは」という危惧する声がOBの間で起こっているのだ。聞き捨てならない。天国と地獄の差がある。  春季キャンプ初日からいきなり右ふくらはぎの張りで別メニュー。キャンプ終盤に今度は右前腕部にも張りが出て、現在に至っている。  「エースとして、多少無理しても投げていたはずです」と、あるOBが指摘するように、確かに昨季はフル回転。シーズンオフのプレミア12を「右肩違和感」で辞退している。その流れをみていると、OBが斉藤を思い起こすのも無理はないだろう。  千賀最大の武器“お化けフォーク”は、すでにメジャーリーガーたちには知れ渡り、その実力も認知されている。後は千賀自身が自力で危機を脱出するしかないが、さてどういう最終結果になるのか。 (江尻良文)

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(2020/07/08)