南シナ海で米中激突! 米軍が原子力空母2隻派遣、中国軍は異例の3海域同時演習 識者「日本も米国と意思を示すべき」(夕刊フジ)

【リンク先抜粋】
 米軍と中国軍が、東アジアでにらみ合っている。米海軍は4日、南シナ海に世界最強の原子力空母「ロナルド・レーガン」と「ニミッツ」の2隻を派遣し、近年最大級という演習を実施した。一方、中国軍は6日までに、南シナ海に加えて東シナ海と黄海で軍事演習を行った。両軍が同時期に、同海域で軍事演習を行うのは極めて異例。中国発の新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)や、香港への「国家安全維持法」施行などをめぐり米中対立は激化している。ドナルド・トランプ米大統領と、中国の習近平国家主席は、それぞれ一歩も引かない姿勢を示したといえそうだ。  「中国固有の領土であり、軍事演習は主権の範囲内だ」  中国外務省の趙立堅副報道局長は先週、こう強弁していた。  中国軍は1日から、南シナ海のパラセル(中国名・西沙)諸島周辺に加えて、東シナ海と黄海でも軍事演習を実施した。  国営中央テレビは「三大戦区の海軍が実戦演習を行った」と、南部、東部、北部の3戦区の部隊が同時期に演習を実施したことを伝えた。ミサイル駆逐艦などが投入され、火力を使用する映像も公開された。東シナ海では、ヘリコプターによる偵察や、船舶の臨検、拿捕(だほ)の訓練も行ったという。  有事の際は軍の指揮下に入る中国海警局の公船は、沖縄県・尖閣諸島周辺海域に連日侵入し、領海侵犯も繰り返している。今回の中国軍の演習内容から、尖閣周辺での日本漁船拿捕も念頭に置いている危険性もある。  東アジアでの軍事的覇権を強める中国に対し、トランプ大統領率いる米軍は明確な対抗姿勢を打ち出した。  米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)を拠点とする原子力空母「ロナルド・レーガン」を中心とする空母打撃群は、同空母「ニミッツ」とともに4日、南シナ海で軍事演習を実施した。演習内容は、艦載機の離着艦などが含まれるもようだ。  中国は南シナ海の大半の領有権を一方的に主張し、岩礁を埋め立てて軍事拠点化するなど、覇権を急速に強めている。  中国軍による軍事演習について、米国防総省は2日、「領有権が争われる海域での演習は緊張緩和の取り組みに逆行するものだ」「南シナ海の情勢をさらに不安定化させるだろう」と批判する声明を発表していた。  米空母2隻による大規模演習は、米国が「自由で開かれたインド太平洋地域」という理念の下、南シナ海での航行の自由を死守する

続きはこちら

(2020/07/08)