「久米宏ラジオなんですけど」最終回 希有な“個性”が放送人生活に終止符(夕刊フジ)

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 【TV視てますか?】  テレビとラジオの両方で長らく「活躍」し、来週14日に76歳になる人物の、丸50年に及ぶ「放送人生活」に先日、終止符が打たれた。  唯一のレギュラー番組だったTBSラジオ『久米宏ラジオなんですけど』(土曜午後1時)。6月6日の放送で久米本人の口から「今月いっぱいで番組終了」というサプライズが飛び出した。瞬間、筆者もぶっ飛んだ。なにしろ2006年の放送開始以来、ほぼ毎週(当時は午後1時までの『永六輔の土曜ワイドラジオTokyo』とダブルで。昨今はラジコのタイムフリーと併用で)聴いてきた。  親のかたきのように「反安倍、反東京五輪」をエスカレートさせ、それを小生のようなリスナーはほとんどギャグとして楽しんでいた。まったくもって稀有(けう)な個性。  それもだが、この番組はゲストの人選が目ざとかった(スタッフの手柄?)。コロナ禍で今や時の人となった「副座長」の尾身茂さんと「8割おじさん」の西浦博さんも昨年ゲスト出演。両氏の人となりがよくわかる貴重なインタビュー録音を緊急事態宣言下の先日、タイムリーに「緊急再放送」していた。番組終了は今年1月、すなわちコロナ以前に決まっていたという。  驚いたのは最終回放送当日(6月27日)、なんとCSテレビ放送のTBSチャンネルで午前11時から、1980年12月25日放送の『ザ・ベストテン』が特別再放送されるオマケ付き(これ、偶然?)。懐かしのオープニング曲(6月11日に亡くなられた服部克久さん作曲)とともに現れた司会の黒柳徹子が当時47歳、久米36歳。当然ながら若々しくて超早口! 年間ベストテンが発表される年末の回で(山口百恵さんの登場場面などは一部編集されていたが)、タイムスリップ感もハンパなかった。  これからはインターネット動画番組「Kume*Net」1本でいくのだろうが、地雷を踏むリスクのない「安全地帯」からの発信など聴きたくも見たくもない。あっ、7日は永さんの命日か。 (新橋のネクタイ巻き)

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(2020/07/08)