「レジ袋有料化」で考えたエコの本質 自分は何があれば幸せなのか 桂春蝶の蝶々発止(夕刊フジ)

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 【桂春蝶の蝶々発止。】  7月1日からレジ袋の有料化が、全国で義務化されました。すべてはプラスチックごみ削減のため…要は「エコ」の観点から行われたことです。  でも、これって意味あるんでしょうかね? レジ袋って、家でとても重宝しますでしょ。とりあえず生ゴミを入れておくのに多くの方が使っていると思うんです。取手があるので縛るのも便利。臭気も封じ込めます。それを少しずつ大きなポリ袋に入れてゆく。なので、レジ袋はもらえるならもらいたい(笑)。  これからは、家で使う小さなポリ袋は買わないとならない。となると、ポリ袋の数が減るわけでないからエコでも何でもない。で、スーパーはボロ儲け…。これはエコという名の商いですよ。  今の世の中って、意味があるかどうかは放っておいて、社会的責任を重んずる姿勢を世間に見せつけすぎです。私はこれを人間の「やってるでしょ感」と呼んでいます。  やってるでしょ感には、2種類あります。  1つは、先述したタイプです。主に大企業ならではの「環境に考慮し、社会的責任を重要視してますよ~」と見せつけるアピール型。  もう1つは、「このままだと地球は破滅する! 森林は伐採され、飢えた子供が増え、大気は汚染され、氷は溶け、人間に未来はない」とかいう人たち。熱弁を振るうと脳内にアドレナリンがあふれて気持ちがいい、「ロハス(=地球環境保護と健康を重視する生活の仕方)型」の方々。  ロハスは判で押したように左翼です。土台が「地球のため」なので人を巻き込むとき、高圧的で怖い。一度、この手の方がウチに来て、冷蔵庫の中身を全部捨てられたことがありました。理由は「こんな防腐剤だらけのものを子供に食べさせるなんて、殺人に等しい!」だって。盾も振り回すと武器ですよね。  プラスチックごみ削減を論ずるならば、新型コロナウイルスで生まれたプラスチック製品の需要拡大は気になります。  マスク、パーテーション、フェースシールド…。日本だけでなく、世界中がプラスチックを使いまくり。お笑いなんか、漫才のボケとツッコミの間に透明板を立てたり。効果の有無は分からないですが、すべてが「やってるでしょ感」に支配されている。  こうした対応を政府に求めて来た方の一部は、ロハスのリベラルが担ってるんだから、矛盾も甚だしいですよ。  しかし、やるべきことはやる必要があります。

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(2020/07/08)