鶴竜 解禁の見通し立たぬ出稽古に見解「関取だけならいけるのでは…」(スポーツ報知)

【リンク先抜粋】
 大相撲の横綱・鶴竜(34)=陸奥=が8日、電話取材に応じ、7月場所(同19日初日・両国国技館)に向けた出稽古の解禁を希望した。現在は、新型コロナの感染予防の観点から出稽古は禁止。このまま部屋での稽古のみで本場所を迎える可能性があるだけに、力士会会長も務める横綱は「(何か方法が)あるんじゃないかと思う」と話した。  懸念の一つは、関取衆との稽古ができないまま本場所に臨むことになる力士の存在だ。陸奥部屋には幕内・霧馬山が所属し自身の稽古相手はいるものの、部屋に関取が1人の場合は幕下以下の力士と稽古を積まざるを得ない。自身も場所前は出稽古に出向き、様々な関取と相撲を取り調整するだけに「やっぱりそこですよね。ちょっと厳しいところもあると思う」と話す。  準備不足になることも否めない。「部屋で稽古はやってるけど、やっぱり全然違うから」。関取衆一人一人の相撲の取り口も様々で、出稽古で肌を合わせることによってその感覚を得ることもできる。鶴竜も「いろんな人がいるから。部屋だけじゃ偏っちゃう。そこがやっぱり、色んなタイプの人とやりたいというのがある」と、強調した。  出稽古には、関取衆や付け人を含め多くの人が集まるため、感染リスクが高まる。そこで鶴竜は「(人を)集めすぎずに分けてとか、何人か関取衆だけ稽古場にいるとか、そういう感じでできるんじゃないかと思う」と独自の見解を述べた。日本相撲協会は今月6日に、協会員に対する新型コロナウイルスの感染歴を調べる抗体検査の結果を公表。抗体陽性者は5人いたが、PCR検査では全員の陰性が確認されている。関取衆のみとの接触であれば、感染リスクは抑えられる。  協会は13日に理事会を開く予定で、芝田山広報部長(元横綱・大乃国)は「そこでいろいろ正式決定する」と話している。本場所の開催可否が正式に決定され、場所に向けた方針も固められる見通しだ。出稽古解禁が13日以降となったとしても、「(数日間でも)全然違う。できたらやっておきたいなと思う」と鶴竜は率直な思いを明かす。ただ、この方針のまま7月場所を迎えることも想定内で「そうなったらやるしかない。工夫して、稽古をしていきたい」と構えた。

続きはこちら

(2020/07/08)