北海道蘭越町と京大、シミックの3者が共同研究 高麗人参で地域活性化  (産経新聞)

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 北海道蘭越(らんこし)町と京都大、医薬品開発支援のシミックホールディングス(東京)は8日、薬用植物栽培による地域活性化の共同研究を行うと発表した。手始めに町有施設で高麗人参(オタネニンジン)の試験栽培に着手。国際的なリゾート「ニセコ」に近い地の利を生かし、中国や韓国からの観光客に薬膳料理として提供することで地域活性化につなげる考えだ。  薬用植物は漢方薬など医薬品に使われる生薬(しょうやく)の原料となる。生薬は約8割を中国からの輸入に頼っているが、近年は中国産の価格が高騰。新型コロナウイルスの感染拡大で日中間の物流が停滞したことから、国内での生産拡大が期待されている。  医薬品向けに供給できるよう作物の品質を高めるには時間を要するが、オタネニンジンは食品として製造・販売ができる。このため、まず食用として収益を得ながら、将来は国内への生薬供給を目指す。  京都大大学院の伊藤美千穂准教授によると、蘭越町は年間を通じて冷涼な気候で、梅雨がなく薬用植物の栽培に適しているという。  金(こん)秀行町長は「薬膳料理と温泉と組み合わせた健康増進を発信したい」と意気込みを語った。シミックの中村和男会長も「ブランドとして世界に発信される」と期待を込めた。

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(2020/07/08)