『The Last of Us』シリーズの開発会社が20年以上前に作った名作ゲーム『クラッシュ・バンディクー』を今振り返る!(インサイド)
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ゲームの歴史の中で、プレイヤーの「常識」を覆すとんでもない作品がたくさん誕生してきました。1996年にソニーコンピュータエンタテインメント(現SIE)より発売されたプレイステーションのアクションゲーム『クラッシュ・バンディクー』は、間違いなくその一つでしょう。
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親指を立てているのが主人公、クラッシュ君。性格は単純だが仲間想いのイイ奴!
開発はアメリカのノーティドッグ。まさに現在、世界中のゲームプレイヤーの常識を覆し、大きな衝撃を与えている『The Last of Us Part II』を手がけた会社でもあります。20年以上も前から、ノーティドッグは野心的で斬新な作品を世に産み落としてきたのです。
この記事では、当時のゲーム業界に彗星の如く現れた『クラッシュ・バンディクー』という名作が、いったいどんなゲームだったのかを約20年越しに振り返っていきたいと思います。
宇宙初の奥スクロールアクション”というキャッチコピーにふさわしいゲーム表現
このゲーム最大の特徴は、3D表現をフルに活かした奥スクロールアクションでしょう。それまでのアクションゲームは、キャラクターが左右に動く横スクロール型がメインでした。しかし本作はその逆パターン。見事なまでに向上したグラフィックの高さと、無駄のない機能的なステージ構成の組み合わせによって、”宇宙初の奥スクロールアクション”という触れ込みにふさわしい、全く新しいゲーム体験をプレイヤーにもたらしてくれたのです。
横スクロールが主流だったアクションゲーム業界に風穴を開けた本作。
魅力的なキャラクターは日本の子供たちを虜にした
世界を熱狂させた『クラッシュ・バンディクー』は、日本においても旋風を巻き起こしました。人気の火付け役となったのは当時放映されていたテレビCMです。「クラッシュ万事休す」という日本語のキャッチーな歌に合わせて愉快に踊るクラッシュ君に、お茶の間のちびっ子たちの視線は釘付け。かくいう筆者も目をきらきらさせてテレビにかじりついたものです。海外のゲームは日本市場に浸透しないという当時の常識が打ち破られた瞬間でした。
セールス的にも大成功を収めた『クラッシュ・バンディクー』は、後に何本もシリーズ化されるほどの大ヒット作品となります。ノーティドッグが開発に携わったのが、そのうちの4作品。いずれもプレイステーシ