【コロナ時代を生きる】家族を呼び込む新しい戦略 (静岡県)(静岡放送(SBS))
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浜松市の舘山寺温泉にある遊園地、浜名湖パルパルが7月4日営業を再開しました。新型コロナウイルスの影響で停滞していた舘山寺温泉は、本格的に動き出そうとしています。
7月4日、浜名湖パルパルでは家族連れが久しぶりの遊園地を楽しみました。
約3カ月ぶりの再開です。
<家族連れ>「久しぶりのパルパルで楽しいです」、「楽しんで帰りたいと思います」
ジェットコースターでは、定員を減らし、一列ずつ空けて座ります。ただ、初日は天候に恵まれず、訪れた人がわずかだったため混雑しませんでした。
一回の運行ごとにストッパーや手すりを消毒します。
<寺田亘輝記者>「ロープウェーもきょうから再開しました。ただ、どうしてもまだ再開できなかった所があります」
夏の呼び物、プールです。更衣室が「密」にならないための解決策が浮かばず、この夏の営業を断念しました。
<浜名湖パルパル 竹山眞弘総支配人>「プールがないのは非常に大きなことですが、1年、これからあるので十分な対策を考えて、来年はぜひオープンしたい」
パルパルと連動して家族連れを呼び込もうと、同じ系列のすぐそばにあるホテルは、8月1日の再開を予定しています。食事はビュッフェが売りです。
「浜松餃子、作って前に取り分け、持っていてもらう方式をとります。(Q、「ラー油とかは?)ラー油もつけて。(Q、お客様には直接触れさせない?)そうですね」
洋食のコーナーでは、大皿の前に衝立を置き、スタッフが取り分けます。また、テーブルに前菜を出して、料理を取る客が集中しないようにします。
<ホテルウェルシーズン浜名湖 増田津好総支配人>「(お客に)取っていただくという楽しみだけは外せなかった」
一方、団体客が多いホテルは再開の時期が決まっておらず、コロナ以前のように戻る兆しがありません。
パルパルは、県民限定の割引キャンペーンを打ち出し、家族連れを呼びたい考えです。
<寺田亘輝記者>「県境をまたいだ移動には、まだ慎重さが求められています。舘山寺の再出発は、この割引キャンペーンに代表されるように、近場から訪れる家族をターゲットに進みそうです」