大雨 一夜明け 各地で復旧作業(KKB鹿児島放送)
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鹿児島県内は6日、大雨の影響で土砂崩れや冠水など被害が相次ぎました。大雨から一夜が明けた7日、県内各地で復旧作業が行われました。
活発な梅雨前線の影響で、6日、県内では雨が降り続き、鹿屋市新川町では冠水が発生しました。大雨から一夜が明けた7日―。
鹿屋市新川町で美容室を営む女性は「(扉を)開けたら、この辺くらいまで水が入ってて」と話し、泥水のかき出しや床の掃除など復旧作業に追われていました。
また、イタリア料理店を営む男性は、被害は厨房にまで及んだと話します。
(鹿屋市新川町でイタリア料理店を営む男性)
『パスタが全部水吸っている。きのうはね、泣いた。(このような大雨は)この40年間1回もなかった。飲食店だから全部掃除せんとね』
県内の被害の全容が明らかになってきています。県などによりますと、南さつま市で1人が行方不明となっています。鹿児島市で6日、70代の男性が崩れた土砂とともに押し流され軽いけがをしました。垂水市などで住宅合わせて6棟が全半壊しました。また、薩摩川内市など合わせて255棟で浸水の被害が出ています。
ボクシングの男子ウエルター級で、東京オリンピックの代表に内定している岡澤セオン選手らが所属する鹿屋市のジムも、6日の豪雨により被害を受けました。
(岡澤セオン選手)
『まさかこんなことになるなんてと一番に思った』
所属選手らは、夜遅くまでジムの床に流れ込んだ泥水をかき出し、水に濡れた器具を外に運び出すなど作業に追われていました。しかし、6日からジムの再生のためのクラウドファンディングの申請を始めるなど、選手らはすでに前を向いています。
(岡澤セオン選手)
『やっぱりここがなかったら今の自分はなかったし、ここにこれたからこそオリンピックがある。このジムと一緒にこれからもがんばっていきたい』