九州の記録的豪雨 専門家「線状降水帯は宮城でも起こりうる」備えを(KHB東日本放送)

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九州では記録的な大雨となり、甚大な被害が出ています。大雨をもたらした線状降水帯は宮城でも起こりうるとし、専門家は備えを呼び掛けています。 東北大学・橋本雅和助教「(線状)降水帯ができた位置に球磨川流域(全体)が一致するような形で雨が降ってしまったので、(河川計画の)想定を超えてしまうような雨だったということは言える。みんなが寝静まった夜にかなりの量の雨が降って、早朝に大雨特別警報が出ましたので、かなり対応が難しかったと思っています」 洪水が専門の東北大学の橋本雅和助教は、九州にかかった線状降水帯の雨量は、気象庁の予想の2倍から3倍となったことが事前の避難を難しくしたと指摘します。 東北大学・橋本雅和助教「台風だと予報円が示せて何時ごろのこの円の中に入るだろうと予想ができるんですが、やはり前線の動きをピンポイントで予想するまでには、(精度が)至っていない」 更に被害を拡大させた要因として、河川の特徴を挙げています。東北大学・橋本雅和助教「球磨川は日本三大急流河川と言うのですが、急流であるがゆえに氾濫している部分の地形も勾配を持っていることが多いですので、車が流されてしまうような氾濫流が見られたり、そういうことが起こりやすい地域性はあったと思います」 橋本助教は近年の雨の降り方は激しくなる傾向にあり、同じような被害は宮城でも起こりうるとして、命を守るための迅速な行動につながるための備えが極めて重要になっているとしています。

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(2020/07/07)