エルトン・ジョン絶賛の日本人シンガー、リナ・サワヤマが語る「人種差別」「マイノリティ」そして「音楽」について(ハーパーズ バザー・オンライン)

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「意義があるものであればといいな、と思っているわ」と、彼女。「一般的には、このアルバムが人々にこの状況を感じさせたり、あるいは人々の気持ちを紛らせたりするものになればいいと思う」。だが、勘違いはしないでほしい。「私の中にはずっとアジア人というアジェンダはあったから、大丈夫(笑)。ごめんなさい、私は常にそのことを考えているから」 彼女自身がこのパンデミックで個人的にターゲットにされることはなかったけれど、残念ながらキャリアではずっと人種的なマイクロアグレッション(人が無意識のうちにマイノリティを差別すること)を経験してきた。 例えば、「君が英語で歌ってることにかなりビックリしたよ」とか、「Wagamama(ラーメンなど日本風の食べもののチェーンレストラン)って日本食屋に行ったことある?」などと言われたことは、シングル『STFU!』のミュージックビデオでも再現している。 「すべて、私や私の友人が出会った本当の会話から採用したもの」と、彼女。そうしたジャブに対し、彼女はヘッドバンギングするようなメタルとキラキラのポップが合わさったトラックでお返しして「うるせぇ」と、コーラスでささやいている。 ぶっきらぼうなパワーコードで、音響的には耳障りな曲で、マイクロアグレッションに対する彼女のフラストレーションを反映していると同時に、過去のシングルや2017年の『RINA』などで聴いたような、彼女のシグネチャーである2000年代ポップのヒネリを期待したリスナーを意図的に混乱させている。 しかし、ケンブリッジ大学出身のアーティストでもある彼女は、パンク、ロック、オルタナティブ、ポップを多彩に操る才能を見せる一方で、このアルバムはまとまりがないと思われるのではないか、と怖かったという。 「たくさんの異なるジャンルがありながら成功させるということがこのレコード最大のチャレンジだった」というサワヤマは、リンプ・ビズキットやエヴァネッセンス、アヴリル・ラヴィーン、ジャスティン・ティンバーレイク、ファレル、N.E.R.Dなどを聴いたり観たりして育った。「でも、そこには何かつながるものがあって、私は常に作曲と作詞にフォーカスしてきた」 2017年に人気が出始めたサワヤマが、ジャーナリストたちからポップ界で数少ない、優れたアジア人アーティストのひとりであることについて質問されてからだい

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(2020/07/07)