コロナ禍で廃業寸前のケーキ店、障がい者の就労支援で味を継承(日本食糧新聞)

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障がい者の就労支援に取り組む特定非営利活動法人百生一輝は、コロナの影響で廃業を考えていた「ケーキ工房 菓楽」を引き継ぎ、5月に就労施設として再開店。長年地域に愛された味を継承している。 30年間地域密着でやってきた「ケーキ工房 菓楽」。シェフの高齢化に加え、コロナによる売上げ減少の影響を受け廃業を考えていた。実際、1ヵ月の休業中に廃業の意思を常連客などに伝えていたという。 そんな時、百生一輝とのコラボレーションでの事業承継が持ち上がった。障がい者の就労の機会をつくり、老舗のケーキ屋の廃業を防ぎ、もう一度地域を活性化させたいという思いからだ。 ケーキ作りや店舗運営の経験のない百生一輝。長年地域に愛された味を引き継ぐのに四苦八苦。シェフから必死にケーキ作りを学んでいる。 苦労もあるが、廃業を惜しんでいた地域の住民からは「もう一度、食べられるようになってうれしい」「菓楽のケーキしか食べられない」と喜びの声が聴かれ、障がい者が生き生きと働く姿が地域のにぎわい創出にもつながっている。 コロナの感染拡大予防のため現在はカフェを休止しているが、今後障がい者の家族がほっと一息つけるカフェの運営も視野に入れている。 〈店舗概要〉▽店名=ケーキ工房 菓楽▽所在地=兵庫県川西市東多田2-5-19▽電話=072・793・7770▽営業時間=午前10時~午後5時

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(2020/07/07)