ジャパンディスプレイ、高度医療分野へ参入(LIMO)
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ただし、足元の業績は厳しい。このほど発表した19年度(20年3月期)の通期業績は、売上高が前年度比21%減の5040億円、営業損益は385億円の赤字(18年度は272億円の赤字)、純利益は1014億円の赤字(同1066億円の赤字)に終わった。
JOLEDの株式譲渡、いちごトラストからの資金調達、INCJからのリファイナンスによって20年1~3月期は94億円の最終黒字を確保したものの、それまでの赤字が大きすぎた。19年10~12月期はアップルの「iPhone SE2」向けなどが好調で25億円の営業黒字を確保できたが、20年1~3月期は新型コロナウイルスでスマホ需要が低迷したこともあり、再び59億円の営業赤字となった。
通期ベースで、モバイル分野は大口売り上げの剥落や不採算製品からの撤退で前年度比25%の減収。主力として期待していた車載分野も、新型コロナによる生産低迷で売上高は同8%減の約1000億円にとどまった。ウエアラブルやVR用は堅調だった。