元阪神・井川慶氏が打ち明けたリーグV祝勝会を欠席した〝プロらしい〟理由(東スポWeb)
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プロ野球・元阪神の井川慶氏(40)と元ソフトバンクの斉藤和巳氏(42)がこのほど、毎日放送(MBS)のスポーツ番組「戦え!スポーツ内閣」(8日午後11時56分=関西ローカル)の収録に参加。それぞれの恩師に言われた忘れられないひと言を打ち明けた。
2003年、ともにシーズン20勝を挙げた2人。プロ野球の長い歴史の中で、平成以降わずか7人しかいない快挙の裏には故星野仙一さん(享年70)、王貞治氏(80)という名将がいた。
井川氏が言われた星野さんの忘れられない言葉は「ピッチャーは1年で1歳、年を取るわけじゃない」。井川氏は「ピッチャーは消耗が激しく、1年で3歳4歳は年を取ってしまうから体のケアはしっかりしろ」と言われたという。厳しい指導者のイメージがあった星野さんだが「ウブロとかショパール」といった高級腕時計をプレゼントされていたことも明かした。
一方、斉藤氏は王氏の「二度と同じ一球はない」という言葉が忘れられないとコメント。「『その一球を大事に、気持ちを込めなさい』というメッセージと受け取りました」と語った。
そんな2人だが性格は正反対。超マイペースで、推定年俸が〝億超え〟していたにもかかわらず、家賃4万円の若手選手寮に居座り続けた揚げ句、球団から退去指令が下りたという井川氏は、03年のリーグ優勝を決めた9月15日、ビールかけが行われる祝勝会を欠席したというエピソードを披露。その理由は、翌日の広島戦に備えるためで「優勝した次の日もお客さんは来てくれるので」。結果は無四球完投勝利で17勝目を挙げた。
これを聞いた斉藤氏は「僕も優勝した翌日が登板予定日だったんですよ。でも、僕は当日の昼前くらいまで飲んでいて、登板回避したんです」と明かした。チーム内では、前日に優勝が決まればご褒美として登板がなくなるという話があったというが「プロとしてあるまじき行為だったな…」と肩を落とした。