巨大な嵐に不思議な六角形、カッシーニが撮影した土星の北極(sorae 宇宙へのポータルサイト)

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この画像は、2012年11月27日に土星探査機「カッシーニ」によって赤外線で撮影された土星の北極。色は赤外線の波長に応じて擬似的に着色(緑色は728nm、赤色は752nm、青色は890nmにそれぞれ対応)されたもので、緑色は高度が高く、赤色は高度が低い雲を示しています。右上には土星の環が何本もの青い線として写っています。 画像では土星の北極を大きく取り囲むように流れる巨大な六角形の雲の流れが捉えられています。この六角形は1980年代にフライバイ探査を行った惑星探査機「ボイジャー」によって発見されたもので、その大きさは地球が4個おさまってしまうほどとみられています。また、中央付近に見える赤い(すなわち周囲よりも低高度の雲が見えている)部分は、直径およそ2000km、風速は秒速150mにも達するとされる巨大な渦です。拡大してみると地球に発生する台風の目のようにも見えますが、移動する台風とは違い、この渦は土星の北極に留まり続けています。

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(2020/07/06)