世はまさに和モノブーム真っ只中! スポーツのMIZUNOまで雪駄をつくった人気の広がりとは?(Pen Online)

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サードウェーブコーヒーが台頭してコーヒースタンドが一気に増え出す以前の2011年1月、東京・表参道の路地裏に一軒の店が出現した。名を「オモテサンドウ コーヒー」といい、古民家の室内に正方形のコンパクトな屋台を設置し、テイクアウトのドリンクを提供する和洋折衷の店だった。 【関連記事】オトナが選ぶ浴衣と、初心者のための着こなしQ&A 流行発信地の表参道の先端スポットであり、さらにここには都市の異空間といえる静けさがあった。仕事で表参道に行ったときに立ち寄ると、いつもホッと心を和ませてくれたものだ。家屋の取り壊しのため閉店したのが15年12月だから、営業期間はわずか5年。にも関わらず海外観光ガイドにも載り、訪日客で溢れるほど賑わった。トレンドとしてのコーヒー人気はしだいに抹茶やほうじ茶ドリンクへと姿を変えていき、いまやどこを眺めても日本茶の名が目につく。時代はまさに和モノ、もしくは和洋折衷ブームといえるだろう。 ファッションのセレクトショップに和グッズや和モチーフが増えたのも、オモテサンドウ コーヒーの誕生と同じ時期だったように思う。16年に “ニッポン” をテーマにしたビームスジャパンが新宿にできた頃には、スケーターウェアを着て雪駄を履くようなミックススタイルも珍しくなくなった。ファッション感度の高い層が伝統を見直しはじめた風潮を受け、このPen Onlineの連載「着る/知る」も同年7月に浴衣の選び方や着る所作を探っている。いまも役立つ内容と自負しているので(自画自賛)、今号の記事の最後に掲載したリンクをのちほどクリックしていただけたら幸いだ。 和モノが現在人気の理由については後半にご登場いただく、業界最大手の着物メーカー、やまと社長の矢嶋孝行さんによる鋭い分析に譲る。ここではまずファッションアイテムとしてスポーツサンダル感覚で人気が高いモダンな雪駄を2型見ていこう。最初に紹介するのは、上写真のスタイリッシュな一足。なんとスポーツメーカーのミズノ(MIZUNO)がこの春夏に新発売した、快適な履き心地の雪駄なのである。

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(2020/07/06)