台北の慰安婦記念館、11月に閉館へ 続く赤字にコロナが追い打ち/台湾(中央社フォーカス台湾)

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(台北中央社)台北市の慰安婦記念館「阿嬤(おばあちゃん)の家 平和と女性人権館」が11月10日に閉館することが分かった。運営団体が6日発表した。続いていた資金難に加え、新型コロナウイルスの影響で収入が減少したことが理由だとしている。 同館は台湾初の慰安婦記念館として2016年末、観光客が多く訪れる台北市迪化街に開館。台湾の元慰安婦59人の人生を紹介するほか、現代女性の人権をテーマにした展示を行うスペースや社会教育の拠点などとしての役割も担った。 同館を運営する人権団体「婦女救援基金会」によれば、この3年間は毎年400万~500万台湾元(約1460万~1830万円)程度の赤字が出ており、昨年は団体の事務所を売りに出すことで運営資金の調達を図ったという。しかし今年に入り、新型コロナの影響で来館者数が激減し、入館料や商品販売、寄付などの収入が大幅に減少。赤字が拡大した。そのため、12月に賃貸契約が満了を迎えるのに合わせて閉館することを決めたとしている。 同団体によると、同館の累計来館者数は約12万5000人に達しているという。 (張雄風/編集:名切千絵)

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(2020/07/06)