茂木健一郎氏、テレビ討論行わなかった小池百合子知事への批判に疑問「テレビってそんなにまだ影響力あるんだっけ?」(スポーツ報知)
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脳科学者の茂木健一郎氏(57)が6日、自身のブログを更新。小池百合子知事(67)が圧勝した都知事選について、小池氏がオンライン中心の選挙戦を展開し、テレビ討論会が行われなかったことに批判の声があがっていることについて、コメントした。
「ここまで停滞している国も珍しい」という表題のもと、書き始めた茂木氏。
「今回の都知事選で、テレビが討論会をやらなかった、ということを批判する方々がいて、もちろんそれは重要な論点だと思うけど、逆に言うと、テレビってそんなにまだ影響力あるんだっけ? と思う。 少なくともぼくの周りでは誰も見ていない。話題の中心は、ネットフリックスやアマゾンプライムの新作ばかり」と、まず“テレビ離れ”を指摘。
続けて「日本のテレビの放送文化は、ぬるいお笑いや芸能事務所支配にNHKまでどっぷりつかって、見るべき変化はこの何年も何もないという気がする。グローバルに文化を見たとき、日本のテレビに注目すべき要素はほとんどない」とチクリ。
「たとえば、在日韓国人の方への差別や、明治維新、日本の近代化の功罪とか、そういうことについて『ハミルトン』的なすぐれたクリエイティヴでもあれば少しは放送文化が進むのだろうけれども、その気配もない」と続け、「ぼくはすっかり諦め、スルーモードで、日本のテレビにアクティヴな関心はNHKを含めてもはやないけれども、選挙のときだけ何か役割を期待してやっていないなあ、などと言うのも、おかしな話しだと個人的には思う」と結論づけていた。