藤井聡太七段、橋本崇載八段を下しB級2組2連勝 順位戦通算31勝1敗、勝率は驚異の9割6分9厘(スポーツ報知)
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将棋の藤井聡太七段(17)が6日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた順位戦B級2組2回戦で橋本崇載八段(37)に先手番で勝ち、開幕から2連勝。これで順位戦の通算成績は31勝1敗、勝率は実に9割6分9厘に達した。
同時進行で挑戦中の棋聖戦5番勝負では渡辺明棋聖(36)=棋王、王将=に2勝0敗と奪取に王手を掛け、王位戦7番勝負では木村一基王位(47)に先勝するなど快進撃を続けている藤井七段。初タイトル奪取を狙う9日の棋聖戦第3局の前では最後となる一局を勝利で飾った。
2016年12月デビューの藤井七段は、特に順位戦で神業級の勝ちっぷりを続けており、19年2月のC級1組で近藤誠也七段(23)に敗れたのが唯一の黒星。32戦31勝と驚異のペースで勝ち続けている。
今期、B級2組初参加となったが、1回戦ではかつて30連勝の記録を阻まれた佐々木勇気七段(25)に勝利。本局も過去にA級在籍経験もある実力者の橋本八段が相手だったが、先手の利を生かした藤井七段が攻守にスキのない指し回しで勝ち切った。
「ハッシー」の愛称で知られる橋本八段は、若手時代にテレビ棋戦に金髪パンチパーマ姿で登場したり、対局前インタビューで超絶テクのモノマネを披露するなど棋界随一のエンターテイナーとして知られる。両者は本局が初手合だった。
順位戦は名人への挑戦を目指す棋戦。最上級のA級で優勝すると挑戦権を得る。1年に1クラスずつしか昇級できないため、デビューから最短でも挑戦権獲得まで5年かかる。今期のB級2組には25人が参加しており、各10戦を戦い、上位3人がB級1組に昇級する。