Netflix、アーロン・ソーキン監督「シカゴ7裁判」の獲得交渉中(映画.com)

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 [映画.com ニュース] 米ストリーミング大手Netflixがアーロン・ソーキン監督(「モリーズ・ゲーム」)の「The Trial of Chicago 7(原題)」の世界配給権の獲得交渉を行っていると、米バラエティが報じている。  ソーキンが自ら脚本を手がけた同作は、1968年8月に米イリノイ州シカゴで行われた民主党全国大会で、ベトナム反戦デモを行い逮捕・起訴された7人“シカゴ7”をめぐる裁判を描く作品。エディ・レッドメイン、サシャ・バロン・コーエン、セス・ローゲン、マイケル・キートン、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、ジョセフ・ゴードン=レビット、マーク・ライアンスと豪華キャストを揃えた社会派作品だ。  当初は今秋に全米公開予定だったが、配給のパラマウントが降りたため、Netflixが獲得に動いているという。パラマウントは、レオナルド・ディカプリオと巨匠マーティン・スコセッシ監督の6度目のタッグとなる歴史映画「Killers of the Flower Moon(原題)」からも離脱しており、同作の配給権はアップルが獲得している。  「The Trial of Chicago 7(原題)」は、もともとはスティーブン・スピルバーグ監督作として企画され、米人気ドラマ「ザ・ホワイトハウス」の企画・制作総指揮を手がけ、その後、「ソーシャル・ネットワーク」「マネーボール」「スティーブ・ジョブズ」などを執筆することになるソーキンに脚本執筆を依頼。だが、2007~08年に起きた米脚本組合によるストライキの影響でクランクインが延期となり、その後、スピルバーグ監督が降板。ポール・グリーングラス監督(「キャプテン・フィリップス」)やベン・スティラー監督(「LIFE!」)が関心を示したものの実現せず、「モリーズ・ゲーム」で監督デビューを果たしたソーキンが自ら映画化することになった経緯がある。出資・制作はクロスクリーク・ピクチャーズが行っている。  賞レースの目玉となりそうな作品だけに、Netflixが食指を動かすのも当然といえる。19年は「ROMA ローマ」(アルフォンソ・キュアロン監督)、今年は「アイリッシュマン」(スコセッシ監督)がアカデミー賞で複数ノミネートを獲得したものの、作品賞戴冠を逃しているだけに、次こそは悲願達成を目指しているといえる。

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(2020/07/05)