小池百合子氏が再選「コロナ」「五輪」苦難2期目へ(日刊スポーツ)

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東京都知事選は5日、投開票され、現職の小池百合子氏(67)が再選を果たした。 強力なライバル不在の中、公務を優先、新型コロナウイルス感染症対策に打ち込む現職をアピールしたが今後もコロナ対策や東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの開催など、課題は山積みだ。前回選挙で掲げた目標もほぼ達成できず、1期目以上に厳しい目で見られ、2期目は政治家として正念場を迎えることになる。 【写真】女性初の都知事誕生で笑顔で支援者とバンザイする小池百合子氏(2016年7月31日撮影)   ◇  ◇  ◇ 小池氏は新型コロナウイルス感染防止を理由に、オンライン選挙活動を展開。選挙戦中、1度も街頭に出ることはなく、当確が出た後の恒例行事も取りやめた。支持者らの訪問を基本的に断り、バンザイもなし。会見も開かず、代表取材だけを受ける異例の対応で、「3密対策」を最後まで徹底した。 荒木ちはる選対本部長によると、現職のため公務が多忙で、選挙活動に時間を割けず、1日に数時間だけの日もあった。打ち合わせはオンライン会議システムや電話、メールが中心。深夜に及ぶこともあった。選挙戦は実質的に、知事与党の都民ファーストの会の議員が裏で支えた。通常、有権者への電話による投票呼び掛けはボランティアが行うが、「3密対策」から、各議員がそれぞれの事務所から行った。 一方、選挙戦が始まると、小池氏は都職員が「コロナ前と同じくらい」と話すほど、連日、行政視察を精力的に行った。6月末には「新しい指標」を発表するなど、コロナ関連で何度も会見。結果的に“コロナと闘う現職”をアピールする形にもなった。 再選はされたが、都政の課題は山積みだ。都は「貯金」に当たる財政調整基金の大半を取り崩し、計1兆円以上をコロナ対策に充てた。財政的余裕がなくなった中で、拡大傾向が続くコロナ対策を迫られている。「新しい指標」は警戒目安の数値基準がないなど、都民への理解が得られたとは言い難い状況だ。 来年に延期された東京五輪・パラリンピックを「都民に理解が得られる形で」開催する意向を示しているが、開催、中止、どちらになっても、財政的に厳しくなることには変わりない。 今回は、小池都政4年間の事実上の信任投票。前回「東京大改革」として、待機児童、残業など「7つのゼロ」を目標に掲げたが、達成したのは「ペット殺処分」だけ。強力なライバル不在

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(2020/07/05)