なぜ韓国ドラマはウケるのか? マーケティングにおける「パクリ」について考える(LIMO)
【リンク先抜粋】
投資信託は金融商品ですからいろいろな規制があります。広告宣伝についても然りです。そのため、販売活動上で言えることに限界があります。たとえば、「この投資信託は絶対損しません」とか、「この投資信託は絶対上がります」などという表現は100%ご法度です。
なぜなら、投資対象が価格変動する株式や債券などの価格変動資産ですから、もともと保証なんてできっこないからです(究極的には預貯金も同じ)。でも、そのギリギリの線を狙って訴求するのがマーケティングの極意です。
で、韓国ドラマです。
一時期の韓流ブームは去りましたが、『パラサイト』が第72回カンヌ映画祭(2019年)で最優秀賞を獲得し、第92回アカデミー賞(2020年)でも作品賞を初めとする4冠を獲得してから、またまた韓国ドラマが注目されています。
筆者はテレビをほとんど見ませんが、それでも家人が詳しく解説してくれるので大体の内容は把握できます。最近話題の『愛の不時着』は、浦島太郎系の“秘めた恋”の現代版でしょうか。成就しない恋は燃える、というアレです。
さて、その韓国ドラマが面白いと人気なのには理由があります。それは、絶対的に面白いかどうかという観点より、面白く見せるのが上手い、という点。
実は投資信託も似たりよったりで、絶対的に優れた映画がないのと同じく、絶対的に優れた投資信託はありません。
ですので、売れるためには販売戦略としていかに内容を魅力的に感じさせるかが腕の見せどころになります。映画で言えば監督の、投資信託で言えば金融機関のマーケティング担当者の技量が試されるというわけです。