ロシアを”新体操王国”たらしめる秘策は、“最恐マダム”の指導?粘り強い撮影交渉で捉えた舞台裏(MOVIE WALKER PRESS)

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東京オリンピックが開催延期となり、少しずつ再開されてきた各スポーツ競技の動向も気になる今日このごろ。そもそも一流アスリートたちは、どうやってモチベーションを維持して大きな試合に臨んでいるのだろうか?そんな疑問に答えてくれるのが、新体操大国ロシアのトップ選手を追ったドキュメンタリー『オーバー・ザ・リミット 新体操の女王マムーンの軌跡』(公開中)だ。 【写真を見る】顔の圧がスゴい…!!金メダリストを輩出し続けるロシアの秘策とは? ロシアの新体操選手マルガリータ・マムーンが、2016年のリオ五輪で金メダルを手にするまでの日々を捉えた本作。2000年のシドニー五輪以降、団体、個人競技とも新体操で金メダルを取り続けてきているロシアとあって、代表入りしたマムーンのプレッシャーは相当なもの。毎日練習や基礎トレーニングに励むが、稽古ではミスをするたびにコーチの怒号が飛び交う。 幼少期よりマムーンのコーチを務めるアミーナ・ザリポアは、日々の稽古に付き添いマムーンをそばで見守る存在だ。彼女自身も新体操の選手だった過去があるため、トレーニングに追われる日々のつらさをよく知っている。稽古でミスがあると怒鳴る反面、大会直前の練習で不安げなマムーンに駆け寄ると、勇気づけるためすぐさまハグ。二人三脚で世界選手権などの大きな大会も乗り越えてきた2人だが、そんな彼女たちを震え上がらせる存在がいた…。 時にマムーンを甘やかしているようにも見えるザリポアに対し、「ベタベタするな!」と一喝するのが、1992年からロシア代表チームのコーチを務めるイリーナ・ヴィネル。2008年からは全ロシア連邦新体操総裁に就任し、何人もの金メダリストを輩出してきた新体操王国ロシアを支える伝説的な指導者だ。 オリンピックシーズンにもかかわらずやや不調なマムーンに、ヴィネルは一切遠慮せず「上手くいかなかった理由は?いま答えなさい」と詰め寄ったり、大会の直前練習でも「そんな演技なら辞めちまえ!」「ルーティン通りにやれ!いい加減にしろ!」ととことん追い詰めたりと、観ているこちらまでハラハラドキドキしてしまう叱責ぶり。日本ならパワハラで訴えられかねないような言動は枚挙にいとまがなく、マムーンも言い返そうとするが、その強い語気に突っぱねられてしまう。 人格否定とも取れるヴィネルの発言に「なにもそこまで言わなくても…」と思う人

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(2020/07/05)