長澤まさみ「自分で出演を決めた作品だと伝えていきたい」『MOTHER マザー』大森監督との対談で明かす(MOVIE WALKER PRESS)

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今年でデビュー20周年を迎えた長澤まさみだが、30代では女優として “安定”よりも、むしろ“攻め”の姿勢を見せてきた。『キングダム』(19)では美しき山の民の王、楊端和役が反響を呼び、はっちゃけたコメディエンヌぶりが冴える人気ドラマの劇場版第2弾『コンフィデンスマンJP プリンセス編』の公開を7月23日(木)に控えるいま、非常にハードな内容の意欲作『MOTHER マザー』が公開中だ。長澤と、本作のメガホンをとった『日日是好日』(18)などの大森立嗣監督を直撃した。 本作は、第43回日本アカデミー賞で3冠獲得の『新聞記者』(19)などを手掛けた映画会社スターサンズ制作で、17歳の少年が祖父母を殺害するという凄惨な事件から着想を得た、オリジナルストーリー。大森監督が港岳彦と手掛けた脚本を読んだ長澤が「ぐっと物語に引き込まれ、読み終わったあと、心に残るものがありました」と本作への出演を決めたという。 【写真を見る】長澤まさみの撮り下ろしショット。横顔のラインも美しい 長澤は本作で、男に依存し、息子には自分に忠実であることを強いる自堕落なシングルマザーの秋子役を演じている。そんな母親に翻弄される息子の周平役を、演技初挑戦の新星、奥平大兼が、秋子が惚れ込み、内縁の夫となるホストの遼役を阿部サダヲが演じた。 ■「自分が興味を持ち、自分で出演を決めた作品です」(長澤) 直接的に暴力やネグレクトではなく、母と息子のねじれた共依存関係をも描いた本作。長澤は脚本を読んだ時の印象をこう語る。「こういう特殊な役柄の脚本は、これまでにも何本か読ませてもらいましたが、そのなかでも本作は、まるで自分の身近で起こっていることのように受け止められ、心に刺さりました。だからぜひ、秋子を演じてみたいという気持ちになりました」。 とはいえ、秋子役は、演じるにあたってかなりの覚悟を求められる役柄だ。加えて長澤は、ここまでの汚れ役を演じたことがなかった。 「私はこの役を演じることで、人にどう思われるかということはまったく考えなかったです。私はこれまでも、心に残る作品を選びたいと思ってきました。もちろんたくさんの人に出演作を観てもらうためには、どうすればいいのかということも考えますが、自分のなかで矛盾を感じることもありました。『MOTHER マザー』は、宣伝をしていくうえで『自分が興味を持ち、自分で出

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(2020/07/05)