それ、「天気痛」かも?梅雨・台風の時期の頭痛や肩こり 患者が明かす実態とは(J-CASTニュース)

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 こうした天気や気圧の変化に伴う不調を「天気痛」と名付けたのが、医師で愛知医科大学客員教授の佐藤純さんだ。佐藤さんは、気象と体調不良との関係を20年以上にわたって研究し、専門のクリニックも運営する。 「片頭痛、古傷の痛み、めまいや耳鳴り、そして痛みに伴って気分が落ち込むことなどの症状を総合的に『天気痛』や『気象病』と呼んでいます。気圧の変化や寒暖差、湿度に加え、自律神経に大きなストレスを受ける場合に起きやすいです」  「気象病」は文部科学省編さんの「学術用語集 気象学編」(1987年)に掲載されている。近年になって一般への認知も進み、1990年ごろからそのメカニズムの研究が本格的にされ始めるとともに、多くの医師から一般書の出版が続いている。  佐藤さんは、こうした症状を持つ人は日本で少なくとも1000万人はいると推測している。「患者」にはどういう人が多いのだろうか。 「気圧を感じやすい特性を持つ人、病気やけがで首を痛めている人、そして自律神経が弱い人がなりやすいです。一般的には男性より、女性の方がこうした方が多いと考えられています」■天気痛、新型コロナ禍の影響も 予防・緩和するには?  今年は、新型コロナウイルス禍の影響もあり、例年より相談に来る患者が多いという。 「緊急事態宣言が出され、在宅ワークが長く続き、家の中にずっといた方の中には自律神経が脆弱になっている人が多い。さらに今年は晴れる日は気温が高い一方で梅雨に入ったら大雨が多く、気圧の変化が極端です。(患者の方は)かなりきついのではないでしょうか」  人知れず悩む人が多い天気痛(気象病)。痛みや体調不良を和らげる方法はないのか。佐藤さんは、次のような対策が有効だと言う。 「めまいの薬や自律神経を整える薬の服用に加え、首や肩のストレッチをすることが有効です。気圧の変化の影響を最も受けやすい耳に耳栓を装着するのも、不快感を和らげることができます」

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(2020/07/05)