漂う王者の風格 森内俊之九段、今泉健司五段を一蹴 決勝Tでも大活躍/将棋・AbemaTVトーナメント(ABEMA TIMES)

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 プロ将棋界初の早指し団体戦「第3回AbemaTVトーナメント」の決勝トーナメント1回戦、チーム康光とチーム久保が7月4日に行われ、第5局でチーム康光・森内俊之九段(49)が、チーム久保・今泉健司五段(27)に勝利した。予選リーグでも力強さがみなぎった森内将棋だが、決勝トーナメントではさらに迫力が増すほどの連勝を飾った。 【動画】森内九段、圧巻の勝利  これが王者の風格だ。永世名人有資格者として“チームレジェンド”に加わっている森内九段だが、編入試験を経てプロ入りした苦労人・今泉五段を、まさに一蹴といった内容で退けた。今泉五段の中飛車に対して、落ち着いた様子で居飛車の対抗形を選択。初手合で手探りの将棋の中、早々に今泉陣を中央突破。「どこから仕掛けるか悩む場面もあったんですが、手が出来てからはスムーズでした」と語ると、今泉五段に「本当に何もできませんでした」と言うしかないほどの完勝ぶりだった。  いわゆる“羽生世代”の一人として将棋界を牽引してきた森内九段は、理事になったタイミングで順位戦ではフリークラスに転出。当時は第一線を退いたとして関係者、ファンを驚かせたが、初出場となった超早指し棋戦で勢いのある実力者たちを次々となぎ倒す様子に、往年のファンも心を踊らせる展開になっている。 ◆第3回AbemaTVトーナメント  持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで対局。全12チームが4つの予選リーグに分かれて戦い、各リーグ上位2位までが予選通過。決勝トーナメントは5本先取の9本勝負で行われ、勝ち越しが決定した時点で終了する。1チームは3人で、各棋士は1試合につき最低1局、最大3局の範囲で指す必要がある。対局者は各対局前に決定する。優勝賞金1000万円。 ◆決勝トーナメント進出チーム  チーム渡辺、チーム永瀬、チーム康光、チーム三浦、チーム久保、チーム天彦、チーム広瀬、チーム糸谷

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(2020/07/04)