”どこから買っても同じ”胡蝶蘭ビジネスを差別化できた「障害者雇用・社会貢献」のストーリー(LIMO)

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大竹:皆が社会課題だと思うことを解決すれば、ファンや応援団になる方が増えるでしょうが、支援などに頼るだけでは持続できないのではないかと思います。 那部:社会課題の解決はずっと続けていかなくてはいけません。お金持ちからの単なる富の移転で始まった場合、それはビジネスではないので、資金が途絶えたら事業が頓挫してしまいます。それでは意味がないので、「エコシステム」にする必要があると考えています。 大竹:事業そのものが補助に頼らず収益力を確保できるモデルが必要ですね。 胡蝶蘭を実際に贈答品として利用していた私としては、実際にどのような花が贈られているのかはモノを見たことがありませんでした。つまり金額だけでしか価値を認識できないわけだったのですが、胡蝶蘭の贈答ビジネスというのは、ほとんど差別化要素がなかったと思います。 企業からの注文を受ける中で、どのような違いを打ち出したのですか?  那部:個別に営業をして、契約成立後はインターネットやカタログからFAXで注文を受けていきます。応援してくださる方が数十人いて、カタログを配ってくれています。 ライバルは大手の花き販売会社ですが、購入してくれそうな企業にお邪魔して「名の知れた花屋さんの包装紙と、障害者雇用を生んでいるというストーリーのどちらが大切ですか?」と社長やご担当者にお聞きすると、ほぼ100%の受注できます。 大竹:その通りだと思います。実際に私も、障害者雇用を生み出すことで社会課題を解決しているAlonAlonの胡蝶蘭にすべて切り替えました。 贈る花には社会課題への取り組みを支援しているメッセージも添えられていて、他社との違いが打ち出されています。もう他社に戻ることはないですね。つまり、完全にストックビジネスになると思います。 継続率はストックビジネスの根幹ですので、このストーリーのある胡蝶蘭ならば継続率はこれからも高いだろうと思うと、このストーリーこそAlonAlonの強みだと思います。

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(2020/07/04)