苦しんだ阪神近本が今季初の猛打賞、福留塾で即結果(日刊スポーツ)

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<広島3-9阪神>◇4日◇マツダスタジアム 完全復活だ! 阪神近本光司外野手(25)が、今季初の猛打賞を決めた。初回先頭で二塁への内野安打で出塁。主砲マルテの2ランで先制のホームを踏んだ。2回には1死一、三塁の好機で中犠飛。「最低限の仕事はできたと思いますし、追加点が取れてよかった」。チームに勢いをもたらした。 会心の一打は4回の第3打席だった。3点リードの2死二、三塁。広島のエース大瀬良のこの日最速150キロ直球を引っ張り、ダメ押しとなる2点適時打。「あそこで1点取れるかどうかで大きく流れも変わってくると思うので、なんとかランナーをかえすことができてよかった」。試合前時点で得点圏では9打数無安打だったが、ようやく勝負強さを見せた。7回には3本目の安打を左前へ運び、直後には今季4個目の盗塁を成功。8回は四球を選び、全5打席で仕事を果たした。 前日3日は雨天中止。打率1割台と苦しむ男は、福留からマツダスタジアムの室内練習場で打撃指導を受けた。足の上げ方やタイミングの取り方など、ひと言ひと言に熱心に耳を傾けた。「技術って(1日では)そんなに変わらないと思うんですけど、気持ちで動き方も変わる。昨日の練習が良かったかなと思います」。金言を胸に、一夜明けの試合前もバットを振り続け、「福留塾」をすぐに結果につなげた。 チームの連敗は4でストップ。これまでの貧打がうそのように、いずれも今季最多の15安打9得点で広島に大勝した。昨季リーグの新人最多安打を更新した近本もようやく打率が2割台に乗り、復調の気配が漂う。矢野監督は「(安打が)3本出たというのは流れ的にはすごくいい」とリードオフマンの活躍に胸をなでおろした。過酷な9連戦の初戦は白星。近本の上昇に連動し、チームもここから巻き返していく。【只松憲】

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(2020/07/04)