カリカリしか食べない愛猫 「人間用カリカリ」がある世界って…(マグミクス)

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 漫画家の迷子さんによる描き下ろしエッセイ。  愛猫がドライフードを食べているのを見て、「人用のカリカリがあってもいい」と考えた迷子さん。そう遠くない未来には登場するかもしれません。 【マンガ】人間用のカリカリがあったら? 本編を読む * * *  猫のご飯は主にドライフードをあげている。  ドライフード、通称カリカリ。小さい頃からずっとこれを食べているせいか、うちの猫はほぼこれしか食べない。刺身も肉も、鼻先まで持っていっても食べない。匂いは嗅ぐものの「あ、これはわたしのごはんではありませんね」という感じでしっぽをふりふりどこかに行ってしまう。あとパンはなぜか匂いを嗅ぎに来る。食べはしないので、「あ、これは気になる匂いですね」という感じだろうか。確かに、麦そのものをなんとなく与えた時は食べないものの夢中でかじってボロボロにしていた。しかしパンが食べにくいので勘弁してほしい。  ところで、人は生きて死ぬまでずっと同じ物を食べ続けることができるだろうか。自然界にあるものだと、きっと無理だろう。栄養的にきっと生きてはいけまい。ましてや、今や食は娯楽にもなっているのでなおさらだ。人はパンのみにて生くるものに非ず。もちろん文化的には素晴らしいことなのだろう。  しかし、ずっとカリカリ一筋の猫のことを考えると、少しばかり効率は悪い気がする。食に興味のない人は一定数いることだし、人用のカリカリがあってもいい。  そういえば、どこかの会社から完全バランス栄養食が発売されたとSNSで見かけた。人が生きるのに必要な栄養が全て入っている。これだけ食べていれば良いなんて、未来だ。すばらしい。舌に電気信号を流して味覚を再現、という研究の記事も見かけた。このあたりの技術をうまいこと混ぜて捏ねてどうにかすれば、いつか人はカリカリのみにて生くるものになれるのかもしれない。とりあえず完全栄養食、通販してみようと思う。

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(2020/07/04)