歌舞伎町に続き池袋でクラスター 「夜の街」苦悩広がる(産経新聞)

【リンク先抜粋】
 東京都で新型コロナウイルスの感染者数が再び急増している。3日には124人が新たに確認され、2日連続で3桁の水準に。感染は夜の繁華街で若い世代を中心に広がっており、歌舞伎町(新宿区)に続き池袋(豊島区)でもクラスター(感染者集団)が発生した。経済への悪影響を懸念する政府や都が、再度の緊急事態宣言発令や休業要請に慎重な姿勢を示す中、事業者は感染防止対策に追われ、若者からも困惑の声が漏れる。 【表】スペイン風邪の死者数は第2波がもっとも多かった  「区の取り組みを東京都のモデルにしてもらいたい。池袋、豊島区が安全だといえるように、頑張っていきましょう」  池袋で感染が広がっていることを受けて3日、豊島区内で開かれた緊急会合。小池百合子知事は、出席した飲食店関係者らに協力を呼び掛けた。池袋では今月1日、ホストクラブで11人の集団感染が発覚。池袋保健所によると6月24~30日の1週間で45人の感染が確認され、約半数を夜の街関連の感染者が占めた。  会合では、都の担当者らが感染状況を説明し、都や業界団体が出しているガイドラインなどを参考に、各店で感染防止策を再度確認するよう要望。高野之夫区長も、池袋にあるホストクラブの従業員全員を対象にPCR検査を実施すると表明した。会合後に取材に応じた高野区長は「(感染が)市中に広がれば手の打ちようがなくなる。まずは『夜街』を食い止めなければいけない」と強調した。  会合に参加した、スナックやバーなどが加入する池袋社交飲食業組合の渡辺岩男会長は「各店が自覚を持って(感染防止対策を)やってくれており、組合加入店から感染者は出ていない。ひとくくりにされ、客足が遠のかないか不安だ」と懸念。別の関係者は「池袋は大丈夫と高をくくっていた人もいたかもしれない」と声を落とした。  繁華街の「夜の街」での感染拡大では、20~30代の若い世代が目立つ。  「これだけ感染者が増えたらまた休業要請するしかないのでは」。都内で勤務する、さいたま市の男性会社員(32)はこう話す。キャバクラ店など接待を伴う飲食店にはほとんど行かないが、夕食はいつも池袋周辺で済ませるといい「夜の街というくくりで普通の飲食店も閉まることになったら困る。業種を絞って休業してほしい」と注文を付けた。  文京区に住む大学2年の女子学生(21)は「夜の街だけかと思っていたのに、1

続きはこちら

(2020/07/03)