猟銃の許可取り消しに憤るハンター…クマ駆除の責任は?初弁論 北海道(HBCニュース)

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 道内では、今年もヒグマ目撃が相次いでいますが、自治体の要請で、駆除したら猟銃を持つ許可を取り消されたのはおかしいとして、砂川のハンターが処分の取り消しを求める裁判が始まりました。  3日の札幌地方裁判所。ハンター仲間と一緒に現れたのは、北海道猟友会砂川支部長の池上治男(いけがみ・はるお)さんです。猟銃を持つ許可を取り消した、道の公安委員会の処分は、おかしいと訴えています。  きっかけは、おととしの8月。砂川で、ヒグマが住宅の玄関先に居座り、ハンターの池上さんは、砂川市から駆除の要請を受けました。  「来たときには、すでに砂川市の職員と警察官がいました。本当に駆除するのかと確認をしたら、『大丈夫なところだ。どうしても撃ってくれ』と」(北海道猟友会砂川支部・池上治男支部長)  池上さんはヒグマを駆除。しかし、この発砲がその後、大きな問題になったのです。  道の公安委員会は「銃弾の到達するおそれがある建物に向かって撃った」として、猟銃を持つ許可を取り消しました。  現場の地図を見ると、銃口の先には確かに2軒の住宅があります。  一方、池上さんは、この場所は、高さ8メートルほどの斜面があり、銃弾が住宅に当たる可能性はないと主張しています。  さらに、池上さんは、ハンターの立場の弱さも問題にします。クマの駆除は、市町村や道、警察が協議した結果にもかかわらず、責任はハンターが問われることに不安を感じています。  「誰も(駆除は)できませんよ。中止ですよ。今…」(北海道猟友会砂川支部・池上治男支部長)  「また問題が起きたら困るから誰も…」(ハンター仲間)  今年、砂川では去年の倍のペースでクマが出没しています。  「これが血の跡だ。シカが襲われた血の跡。クマがひきずったの。えさが豊富だし、間違いなくここから(クマが)離れない。このひとつ高速道路の向こうは散歩コースになっている。見た見たと騒ぐのではなくて、見た後にどうなったか状況を判断しなくてはならない。それが素人だとなかなかできない」(北海道猟友会砂川支部・池上治男支部長)  池上さんは、住民への正しい注意喚起には、知識を持つハンターの分析が必要と考えています。  3日の初弁論で、池上さんは、緊急時のクマ対策が猟友会に丸投げされていると指摘しました。  「ハンターが公務として職務を果たしたとしても、この状態で

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(2020/07/03)