レッドブル、メルセデス”DAS”の合法性に疑問符。FIAに改めて説明を要求へ|F1開幕戦オーストリアGP(motorsport.com 日本版)
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レッドブルは、F1開幕戦オーストリアGPのフリー走行でメルセデスがDASを使用したのが分かったことで、FIAにその合法性について説明を求める予定のようだ。
【リザルト】F1第1戦オーストリアGP フリー走行1回目タイム結果
DAS(二重軸ステアリングシステム)は、今季のプレシーズンテストで存在が明らかとなったシステム。ステアリングを押し引きすることで、フロントタイヤのトー角を調整することができる革新的なデバイスだが、その合法性については他チームから疑問が投げかけられていた。
レッドブルは、本来の開幕戦だったオーストラリアGPでメルセデスがDASを使用した場合、抗議することを考えていたとされるものの、実際に走行が行なわれる前にレースが中止となった。
レッドブルF1チームのクリスチャン・ホーナー代表は、オーストリアGPを前に、メルセデスのDASには”疑問符”が残るとmotorsport.comに語った。
メルセデスは、マシンにDASが使用可能な状態で搭載されていることを認め、実際にバルテリ・ボッタスがDASを使用していることがオンボード映像で確認された。
ホーナーは、FP1中にDASの使用についてFIAに説明を求めることを、スカイスポーツF1に明らかにした。
「それが彼らのクルマに搭載されているか確認できるのを待つ」と、ホーナーは語った。
「言うまでもなく、それは複雑でクレバーなシステムだ。我々はFIAから説明を受けた後で、いくつか質問をするつもりだ」
FIAはDASについて、技術規則上は合法だと判断している。しかし、現行マシンが引き続き使用される来季については、すでにDASの禁止が決定されている。
そんな中でも、予選開始後はマシンのセットアップ変更を規制する、パルクフェルメ・ルールにDASが準拠しているかどうかの判断は不透明な状況だ。メルセデスは、ステアリングホイールによるフロントタイヤのトー角調整が、このルールに違反しているという理由で、他チームから抗議を受ける可能性があるのだ。
FIAレースディレクターのマイケル・マシはプレシーズンテストで、チームからの質問・疑問には1対1で対応すると述べ、DASが競技規則に違反しているかどうかには触れなかった。