マスク着用の夏…熱中症対策は 専用扇風機やミニ保冷剤など開発(@S[アットエス] by 静岡新聞SBS)

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 新型コロナウイルス感染症の収束が見通せないまま迎えた今夏、静岡県東部の企業が熱中症対策として、マスク用の扇風機や保冷剤の商品開発に挑んだ。マスク着用による熱中症リスク対策は、今夏の社会的課題で小売店からの引き合いも強い。新型コロナの影響で業績が悪化している状況下、各社はアイデア商品に活路を求めている。  自動車用電子部品製造の平電機(長泉町)が開発したのは、マスクに付ける小型の扇風機。本体と磁石付きのふたでマスクを挟んで取り付け、口元に風を送る。重量は30グラムで、ジョギング程度の運動なら外れないという。  充電式バッテリーを内蔵し、風量は4段階に調整できる。会話の邪魔にならないよう、ファンの回転による振動音も極力抑えた。  本業の受注が落ち込んでいるが、平正和社長(45)は「仕事が減っている今こそ、新しいビジネスに挑むべきだ」と開発に乗り出した。生活雑貨店やホームセンターなどへの販路開拓を目指す。  保冷剤メーカーのトライ・カンパニー(沼津市)はポケット付きマスクに入るミニ保冷剤を商品化した。凍らせれば、30分~1時間はひんやりとした着用感をキープできるという。通勤・通学時や散歩などでの利用を想定する。  既に生活雑貨やアパレル関係などの企業から引き合いが相次いでいる。担当者は「マスクを外しにくい夏になってしまったので、少しでも熱中症の不安を取り除くことができれば」と話す。  夏のマスク商戦は活況だ。雑貨専門店の沼津ロフト(同市)では、冷感マスクが入荷しても即完売の状態という。柿沼英行店長(41)は「マスクや関連グッズの需要は非常に高いが、供給が追いつかない状況。新しい商品があれば扱っていきたい」と話した。

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(2020/07/03)