小池都知事「非常に多い数字」 感染経路不明者が急増(産経新聞)

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 東京都の新型コロナウイルス感染者が2日、緊急事態宣言解除後の最多を更新し107人に上った。「今は感染拡大要警戒の段階にある。都民の皆さんにはこの認識を共有していただき、夜の繁華街への外出自粛などをお願いしたい」。小池百合子知事はこう都民に訴えかけ、「非常に多い数字だ」と厳しい表情を浮かべた。 【画像】注目されるコロナ新指標「K値」とは  107人のうち、「夜の街」に関連する人は29人で約3割を占めた。新宿地区が16人、池袋地区が2人だった。そのほか、友人との会食や家庭内で感染したケースなど「夜の街」以外も目立ったという。  小池氏が都民に何らかの自粛を呼びかけるのは、6月2日に発動した「東京アラート」以来となる。特に今回も「夜の街」と具体的に呼びかけた。強い危機感の背景には、専門家の分析がある。  都はこの日、専門家会議を開催した。1日あたりの新規感染者(7日間平均)など、新たに設定した7つの指標に基づき、感染状況を分析した。  感染者の数については、PCR検査の積極的な実施など、3~5月の第1波とは状況が異なるとして、専門家からは「ただちに外出自粛などの要請が必要とはいえない」との認識が示された。  一方で、感染経路が不明な感染者の増加については懸念する意見が出た。  1日時点で、感染経路不明者(同)は27・1人で、前の週と比較した増加比は158%となった。これが4週間続いた場合、経路が不明な新規感染者は現在の約4倍、1日あたり160人の発生が見込まれるとした。  さらに4週間続くと、現在の約40倍にまで達する可能性もあるという。  都によると、6月25日~7月1日までの累計感染者のうち、30代以下の若年層は7割超を占める。若者は重症化リスクが低く、2日時点での重症患者数は9人だ。  小池氏は「若い人は無自覚のうちに感染を拡大している恐れがある」と述べ、今後、重症化しやすい高齢者に感染が広がりかねないとの危機感を示した。重症患者が増えた場合、医療体制の逼迫(ひっぱく)も懸念される。  一方で、事業者などへの休業再要請については慎重な姿勢を見せた。  都幹部は「これ以上の休業要請は事業者の体力が持たない」と述べる。小池氏は、接待を伴う飲食店の利用を控えるよう呼びかける際、「(感染防止の)ガイドライン順守店を除く」と注釈をつけるなど、配慮する

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(2020/07/02)