廃油で走れ!特急列車 来月再開のJR豊肥線(RKK熊本放送)

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熊本地震で被害を受けたJR豊肥線が来月、全線開通します。4年4か月ぶりの再開に私たちも一役買うことができる取り組みが始まりました。 熊本駅に現れたのは天ぷら油など家庭で使用した油を回収する廃油ステーションです。 これは来月、JR豊肥線が全線開通するのに合わせ設置されたもので各家庭から集められた食用の廃油を熊本から別府間を運行する観光列車「特急あそぼーい」の燃料の一部にしようというものです。 「地域の皆様からお持ちいただいた廃油がバイオディーゼルに変わりそれが再開後の『あそぼーい』の燃料となって皆さまの気持ちを乗せて運行するということで今回の取り組みをはじめた」(JR九州熊本支社・大嶌圭さん) この企画に駅の利用者は・・・ 「いつも捨てるだけなのでそれを活用してもらえるなら。環境にもいいことだなと」(駅の利用者) では一体、一般家庭の廃油がどのようにして燃料の一部に生まれ変わるのか。 「油を特殊な機械にいれて必要な成分だけを取り出すという方法で作っています」(自然と未来松本智子業務責任者) 捨てられるはずだった茶色く濁った廃油はこの会社で蒸留させるなどして列車の燃料として利用可能なバイオディーゼルに再生させます。 観光や県民の足として多くの人が再開を待ち望んだ豊肥線。 来月8日、4年4か月ぶりの再開に一役買ってみてはいかがですか?

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(2020/07/02)